2025年 日暮里校 発表会

**日暮里校 × ムーブ町屋** 
‐夜にひらいた、静かに響くピアノ発表会‐

2025年 日暮里校発表会集合写真

夜のホールに集った、音を愛する人たち。
急な開催にもかかわらず、心ひとつに集まった日暮里校
で音を育んできた皆さんです。

日暮里の街に、そっと夜の気配が降りてきたころ。
ムーブ町屋のホールでは、ピアノ発表会が静かに始まりました。

この会が決まったのは、講師の多忙なスケジュールの“ほんの合間”。
それでも、生徒たちは迷いなく参加を申し出たそうです。
その姿勢は、ただ音楽が好きというだけではなく、
この教室が普段からどれほど大切にされているかを物語っていました。

急な発表会でも自然と集まる理由

日暮里校には、一人で教室を支える先生がいます。
明るくて元気、誠実で、細やかな気配りが行き届く――。
そんな人柄が、生徒たちの安心感と信頼に直結しているようでした。

“頼れるけれど、気負わせない”
“距離は近いのに、じっと見守ってくれる”

その絶妙なバランスが、教室全体の空気をつくり、
今回のような急な発表会でも自然と人が集まる理由なのだと思います。

夜の静けさに灯るように、ひとつひとつの音が広がる

ステージに立つ生徒たちの姿は、華やかさよりもひたむきさが際立っていました。
鍵盤に向けられるまなざしはまっすぐで、
小さな震えさえも美しく見えるほど、丁寧に音と向き合っているのが伝わってきます。

夜の時間帯ということもあり、
会場にはどこか落ち着いた静けさが漂っていました。
その空気の中で紡がれる音は、ひとつひとつが小さな灯りのようにホールを満たし、
聴いている側にも静かな温もりが広がっていきました。

拍手よりも、やわらかな“息づかい”が伝わる会場

客席から聞こえる拍手は確かに大きいものでしたが、
それ以上に、演奏が終わるたび漂う“あたたかな息づかい”が印象的でした。

年齢も経験も違う生徒たちが、それぞれのペースで音と向き合い、
それを互いに静かに応援し合っている。
まるで家族のように寄り添うその空気は、
ただの発表会ではなく、音が人を静かに結びつける、やわらかな時間が流れていました。

また帰ってきたくなる、そんな夜

終演後、ホールを出ると夜風は少し冷たく、
けれど胸にはまだ、温かな余韻が静かに残っていました。

今日の演奏、笑顔、緊張、そして拍手。
どれもが混ざり合って、心にそっと灯りをともすような感覚。

「またこの場所で音を聴きたい」
きっと多くの人が、そんな思いを抱いて帰路についたのではないでしょうか。

小さな夜の発表会は、決して大きな舞台ではないけれど、
ここに集った人たちの心を確かに照らす、大切な時間でした。

fin

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